ユリウス2世
16世紀初め、ルネサンス期のローマ教皇。サン=ピエトロ聖堂の修築に着手し、ルネサンス美術を保護した。
『ユリウス2世』1512
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ルネサンスの保護者
このように、政略的・好戦的な教皇として知られる一方、その名のとおり古代ローマの英雄ユリウス=カエサルを理想として古典古代の美術品を収集、多くの美術家を援助してヴァチカン宮殿を豪華に飾り立てたことでも知られる。その結果、ルネサンスの中心はフィレンツェからローマに移り、その保護を求めて多くの美術家がローマに移住した。1506年からサン=ピエトロ大聖堂の改修を開始し、ブラマンテに設計を担当させた。またミケランジェロにシスティナ礼拝堂(ヴァチカン宮殿内の礼拝所)の天井画の製作を発注した。ユリウス2世がラファエロに描かせたヴァチカン宮殿「謁見の間」の大壁画「アテネの学堂」では、古典古代に活躍した哲学者と芸術家が一堂に会した場面として、ルネサンスの象徴的作品となった。サン=ピエトロ大聖堂の修築は次のレオ10世に引き継がれた。