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ゴラン高原

1967年、第3次中東戦争でイスラエルが占領したシリアの領土。イスラエルはその後も占領を続け、1981年に一方的に併合を宣言した。シリアは認めておらず、国際的にも承認されていない。イスラエルはユダヤ人の入植を進め、事実上の領土化を図っている。

 ゴラン高原はシリアの南西部にひろがる台地状の高地。シリア領であったが、1967年6月第3次中東戦争イスラエル軍が侵攻して占領、そのまま支配を続け、ユダヤ人の入植を進めた。第4次中東戦争ではシリア軍が奪回を試み進撃したが、イスラエル軍が反撃し、激しい戦闘の結果、イスラエルが確保した。

事実上のイスラエル領土化

 1981年には、イスラエルはゴラン高原に国内法を適用して併合することを宣言した。しかしシリアはそれを認めず、国際連合総会は緊急特別会合を開いてイスライルに対する非難決議を可決したので、国際法的には認められていない。イスラエルはその後もユダヤ人の入植を進めており、事実上の領土化が進んでいる。 → ヨルダン川西岸 ガザ地区
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