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セム語系

西アジアに広く活動する語族の一派。セム語派、セム系ともいう。

 言語学的に一つのまとまりをもつ語族の一つでアフロ=アジア語族の一派。セム語派ともいう。西アジアではじめ遊牧生活を営んでいたが、次第に農耕定住生活に移り、紀元前3000年紀にメソポタミアに侵入した。紀元前2300年頃にメソポタミアを支配したアッカド人をはじめ、バビロニア王国を作ったアムル人など東セム語族がまず登場しメソポタミア文明を発展させた。次いで前1200年頃にシリア・パレスチナにアラム人フェニキア人ヘブライ人(いわゆるセム系3民族の活動)など北西セム語族が活動した。その後に登場するアフリカのエチオピア人、イスラームによって大帝国を作るアラブ人などは南西セム語族とされる。このように、セム語族は、オリエント世界の中心的な役割を果たした人々であった。