印刷 | 通常画面に戻る |

ササン朝の文化

ササン朝ペルシア時代のイラン文化。

 ササン朝ペルシアの文化は、メソポタミア文化、ヘレニズム文化を吸収したパルティアの文化を継承し、古代西アジア文化を集約した文化として、次のイスラーム文化や周辺のヨーロッパ、中国にも大きな影響を与えた。イラン人の宗教であるゾロアスター教の聖典アヴェスターが編纂されたのもササン朝時代であった。ササン朝はイスラームによって征服され、イラン人の多くはイスラームに改宗するが、その文化遺産は現在まで継承されている。また、651年に滅亡後、多くのイラン人が唐の都に長安に移住したとされ、唐の文化の国際性をたかめたといわれる。ササン朝様式の工芸品-絹織物、ガラス器、水差し、絨毯-や、特徴的な幾何学模様は日本にも伝来した。法隆寺の獅子狩文錦、正倉院の漆胡瓶・白瑠璃椀などがそれである。
印 刷
印刷画面へ
ノートの参照
1章1節 ク.イラン文明の特徴