印刷 | 通常画面に戻る |

オアシスの道/シルク=ロード/絹の道

ユーラシア多陸の東西を結ぶ交易路の一つ。シルク=ロード(絹の道)ともいう。

 ユーラシア大陸の北緯30°~45°に添った、乾燥地帯に点在するオアシス都市を中継する東西貿易のルート。古くから、西方世界では珍しい東方の(シルク)を始めとする産物がもたらされたので、シルクロード絹の道とも言う。この地域には多くの遊牧国家が興亡した。また西方からのアレクサンドロス大王の遠征、東方の漢の武帝時代の張騫の派遣などの後、イラン系ソグド人の商人の活動が活発となった。次いで6世紀以降はトルコ系民族の活動が活発となり、13世紀にはモンゴル民族による大遊牧国家が成立した。
 「シルク=ロード」の名称は、19世紀末のドイツの地理学者リヒトホーフェンが言い出したものである。ただし、実際にシルク=ロードという実際の道路があるわけではない。またこの陸上ルートが活発であったのは、7~8世紀までで、ほぼ8~9世紀以降は、イスラーム商人や中国商人による海の道(海上交通路)が主となっていく。