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王政(ローマ)

古代の都市国家ローマにおける最初の政治形態。

 伝説で前753年にローマを建国したというロムルスから、全部で7代の王政が続いた。王位は世襲ではなく、有力者の中から選出された。そのうちの五代目からはエトルリア人の王であるされている。王たちは都市の建設と防衛に努めてきたが、前509年にローマ市民は王を追放し共和政としたと伝えられている。

Episode ロムルスとサビニ人の女たち

 伝説では、前753年にローマを建国したロムルスは、ローマに女性が少なかったので、近隣のサビニ人の女性を奪ってきた。そのためため両者は戦いとなったが、略奪された女たちが「どちらが勝っても私たちは不幸になる、サビニ人が勝てば夫を失い、ローマ人が勝てば兄弟を亡くすことになる」、と訴えたので戦いはやみ、その時の約束でローマ人とサビニ人が交互に王位に就くこととなったという。そこでロムルスの死後の2代目の王はサビニ人のヌマが選ばれたという。ナポレオン時代の画家ダヴィドの『サビニの女たち』はこの伝説を題材としている。 → ローマの建国神話
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ノートの参照
第1章3節 ア.ローマ共和政