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ブルートゥス

共和派としてカエサルの独裁を倒そうとそれを暗殺した人物。

前44年3月15日、元老院の会議場で仲間のカッシウスらとともにカエサルを襲撃し殺害した。彼は共和政の熱心な支持者であった。初めはカエサルを支持していたが、カエサルの独裁が強まると、共和政に反するものと考え、カエサル殺害を実行した。しかしブルートゥスは元老院の支持を得られず、カッシウスとともにローマを逃れマケドニアに入り、前42年フィリッピの戦いでオクタウィアヌス=アントニウス連合軍に敗れ、自刃する。

Episode ブルータスおまえもか!

 ブルートゥス(ブルータス)は実はカエサルが愛人との間にもうけた実子だという。彼はその義兄カッシウスからカエサルの独裁政治に対する批判(カエサルは王になりたがっている)を吹き込まれ、また実の父であることをうすうす知っており、憎んでもいたので暗殺団に加わったものと思われる。暗殺団の中にブルータスの姿を見て、カエサルが「ブルータス、おまえもか!」と言ったのは、実の子だったからであろう。
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ノートの参照
第1章3節 ウ.内乱の一世紀