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南越

前3世紀末、中国の南部からベトナム北部にかけて自立した国。

南越とは、秦の始皇帝が華南に設置した南海郡などの3郡が秦末の混乱に乗じて、越人(ベトナム人)が前203年に自立したもの。現在の広東・広西両省からベトナム北部の地域を支配していた。漢は高祖以来、南越王を封じ、その臣下として支配した(冊封体制)。

武帝の南越征服と漢の支配

前112年、漢の武帝は大規模は南越の内紛に乗じて討伐に着手、10万の大軍で都(現在の広州市)を征服して南越は滅亡した。この広東・広西両省からベトナム北部に及ぶ広大な地域が漢の直接支配下に入り、九つの郡が置かれることとなった(南海九郡という))。ベトナム北部には交趾、九真、日南の三郡がおかれ、漢人の太守が派遣された。後漢時代にこの地で漢人の支配に対するベトナム人の反乱である徴姉妹の反乱が起きるが鎮圧され、中国によるベトナム支配は、1009年の大越国の独立まで続く。
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ノートの参照
第2章3節 キ.漢代の政治