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マドラサ

イスラーム教のウラマーを養成する神学校。モスクに付属する教育機関として各地のイスラーム都市につくられた。

 イスラーム教の指導者、学者であるウラマーを養成するための神学校。中央アジアではメドレセともいう。イスラーム圏の各都市のモスクに附属して建設され、ワクフ(寄付)によって運営された。学生は原則として寄宿舎に住み、教室はなく、モスクが教室となる。カリキュラムはアラビア語学、コーラン、ハディースなどのイスラーム法学など均一の内容で、イスラーム文化の画一化をもたらした。
 イスラームの都市には多数のマドラサが設けられていたが、特に有名なマドラサには、ファーティマ朝時代の10世紀、カイロに建設されたアズハル学院(現在は国立総合大学のアズハル大学となっている)と、セルジューク朝の11世紀にバグダードなどに設置されたニザーミーヤ学院(バグダード以外にも各都市に多数建設)がある。アイユーブ朝サラーフ=アッディーンも多くのマドラサを建設した。
 また、現在のイスラーム圏でも、ウズベキスタンのサマルカンドブハラには多くのメドレセを見ることができる。 → サマルカンド レギスタン広場の3つのメドレセ
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ノートの参照
4章4節 イ.イスラームの社会と文明