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アヴァール人

モンゴル系民族で、6世紀にヨーロッパ東部パンノニアに侵攻。

 中央アジアのモンゴル系騎馬遊牧民族。中国史で登場する柔然が西に移動してきてアヴァール人となった言う説もあるが、正確なところはわからない。
 5世紀頃から南ロシアに現れ、6世紀にはヨーロッパの東部カルパチア地方に入り、さらにドナウ川中流域に広がるパンノニア(現ハンガリー)平原に広がっていった。その地の先住民であるスラヴ人やゲルマン人の一部を従えて、7世紀には大帝国を形成した。その成長はビザンツ帝国やフランク王国をたびたび脅かし、ビザンツ帝国はその略奪を逃れるために貢納し、それがマジャール国家の収入となっていた。
 アヴァールル人が進出した地域はかつてのローマ帝国の文化が及んでおり、都市も築かれ、キリスト教化も進んでいたが、アヴァール人によって都市や教会の多くは破壊された。

フランク王国カール大帝による征服

 しかし、次第に西方で勢力を強めたフランク王国と抗争するようになり、次第に圧迫されていった。796年カール大帝は遠征軍をパンノニアに送り、アヴァール人の王宮を攻撃して撃破した。アヴァール人はそれによって急速に衰え、次いで東方から進出してきたウラル語系のマジャール人に追われ、一部は同化していった。
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