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パンノニア

現在のハンガリー。ローマの属州となった後、フン人、マジャール人がこの地に建国。

ハンガリーの一帯、ドナウ川の中流にひろがる盆地は、古くからパンノニア平原という。ローマ時代は属州イリュリクムの一部であったが後に分割されて一つの属州となった。4世紀のローマ帝国分裂によって東ローマ帝国領となったが、5世紀にはアジア系のフン人がこの地に入り、アッティラ大王のときフン帝国として強大になった。しかしその死後急速に衰えた。その後、一時ゲルマン人の東ゴートがこの地を支配したが、間もなくイタリアに移動した。6世紀には同じくアジア系のアヴァール人がこの地に入って、南方のビザンツ帝国を脅かしたが、8世紀にフランク王国のカール大帝に征服され、この地もフランク領となった。9世紀には東方からマジャール人がこの地に入り、955年に神聖ローマ帝国のオットー1世に敗れて西進をあきらめ、この地に定住しハンガリー王国を建国した。
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ノートの参照
第6章1節 イ.ゲルマン人の大移動