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アウスグライヒ

1867年、オーストリア皇帝がハンガリーを分離させ同君連合としたとき出した「妥協」のこと。

 アウスグライヒとは、妥協を意味するドイツ語である。オーストリアは、1866年の普墺戦争(プロイセン=オーストリア戦争)での敗北によって国内体制の再建に迫られ、長らく問題となっていた帝国内のハンガリーの分離独立の要求に応えざるを得なくなった。1867年にオーストリア帝国からハンガリー王国を独立さることとしたが、オーストリア皇帝フランツ=ヨーゼフ1世はハンガリー王を兼ねる協定をハンガリー王国の国会との間に結んだ。形式的な独立を認める変わりに、同君王国として実質的支配を維持しようとした“妥協”だった。この協定によって、ハンガリー王国はハプスブルク家の国王のもとで独自の政府と国会を持つが、外交・軍事・財政ではこの二国は共通であるという二重帝国の形態がとられた。これがオーストリア=ハンガリー帝国となった。
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ノートの参照
第12章2節 カ.ドイツの統一