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ザカフカース

カフカース山脈南側一帯。グルジアなど三国が1922年に社会主義共和国を結成しソ連邦の加わった。

 ザカフカースとは、「カフカス地方の向こう側」という意味で、カフカース山脈の南側一帯を指す。グルジアアルメニアアゼルバイジャンの三国があり、長くトルコの支配を受けていた。
 その中のグルジアはスターリンの出身地で早くからソヴィエトが結成され、1918年にアルメニア、アゼルバイジャンとともにザカフカース連邦共和国の独立を宣言した。しかし、イギリスやトルコの干渉によってすぐに三つの共和国に分裂してしまった。1920年からロシアの赤軍が入ってきてソヴィエト政権を樹立、1922年12月に三国はザカフカース社会主義連邦ソヴィエト共和国となり、12月30日にソヴィエト社会主義共和国連邦の最初の構成国の一つとなった。このザカフカースは、1936年にもとの三国に分けられ、グルジア・アゼルバイジャン・アルメニアの各共和国がソ連邦の一部を構成することとなって消滅した。

ザカフカースの民族問題

 この地域はこのようにソ連を構成することとなったが、複雑な民族問題を抱えていた。たとえば、アゼルバイジャン共和国(イスラーム教徒が多い)内のナゴルノ=カラバフ自治州(キリスト教徒のアルメニア人が多い)がアルメニアへの帰属を希望したが、スターリンの介入によってその希望を認められず、ソ連末期の1988年に暴動が起こる。またグルジア共和国内には、ロシアへの帰属を要求するアブハジア自治共和国や南オセチアがあり、その分離運動は現在も続いており、2008年8月にはロシア軍がグルジアに侵攻する事態となっている。
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ノートの参照
第15章1節 カ.ネップとソ連の成立