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ウェストミンスター憲章

1931年、イギリスが自治領に本国と対等な主権を認め、同時にイギリス連邦を成立させた憲章。

 1930年のイギリス帝国会議において、白人自治植民地である自治領(ドミニオン)側から、本国との対等な関係を要求する動議が出され、それをうけてイギリスの元首相バルフォアを座長とする委員会で協議された結果、バルフォア報告が出され、自治領側の要求通り本国との対等な関係に改め、同時に「イギリス連邦」として本国を旧植民地諸国が共同体(コモンウェルス)を作ることが提言された。それを受けて、1930年の帝国議会においてその報告が承認され、翌1931年にウェストミンスター憲章として制定された。

イギリス連邦の成立を宣言

 この憲章は、イギリス自治領とイギリス本国の関係を規定しした。ここでいうイギリス自治領とは、カナダ連邦オーストラリア連邦ニュージーランド南アフリカ連邦アイルランド自由国ニューファンドランド(1713年からイギリス領。カナダとは別個な自治領植民地で、1949年にカナダ連邦に加入)の6ヵ国をいう。これらの自治領は、イギリス連邦内において国王に対する共通の忠誠によって結合しているが、平等な地位にあり、それぞれ議会を持ち、自主的な外交権をもつ独立国家であると規定された。
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ノートの参照
第15章2節 ウ.西欧諸国の停滞