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連ソ・容共・扶助工農/新三民主義

孫文が第1次国共合作に中って掲げた三大政策。

 孫文中国国民党一全大会(広州)で掲げた、ソ連と連帯し、共産主義を容認し、労働者・農民の戦いを助けようという、第1次国共合作の三大政策。孫文は必ずしも社会主義やマルクス主義を採用したわけではなく、自身の理念としては三民主義を堅持していた。また、軍政・訓政・憲政という独自の三段階革命論を持っており、ボリシェヴィキ的な暴力革命や、一気に議会政治を実現する考えはなかったが、自らが指導した辛亥革命において結局は袁世凱の軍閥権力に敗れてしまったことを反省し、革命には武力が必要なこと、必要な武力を得るには、経済的基盤のない国民党のみでは不可能であると考え、ロシア革命の成功に倣った革命軍の創設を目指し、その手本として、また実際的な資金、武器の援助を期待してソ連および共産党と手を結ぶこと踏み切った。
 新たに加えられた「連ソ・容共・扶助工農」の三大政策を新三民主義ともいう。「連ソ」はソ連(具体的にはソ連共産党を中心としたコミンテルン)との連繋をとること、「容共」は中国共産党を容認して共産党員が党籍を持ったまま国民党に加わることを認めること、「扶助工農」は労働者・農民を支援することを意味する。この理念に基づいて国民党の改組がおこなわれ、共産党員が党籍を持ったまま、国民党員となるという形で、第1次国共合作が成立、北京の軍閥政府との本格化した。
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ノートの参照
第15章3節 ウ.国民党と共産党