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カラハン宣言

ロシアのソヴィエト政権外相が旧ロシアの権益を放棄した宣言。

 1919年7月と20年10月の二度にわたりロシア・ソヴィエト政権の外交人民委員(外相)カラハンが中国に対して出した宣言。中国人民および中国南北両政府に対し、帝政ロシアが中国から奪った利権を無償で返還し、秘密条約をいっさい破棄することを宣言した。この宣言は、パリ講和会議でウィルソンの民族自決原則が中国にはあてはめられなかったことに幻滅を感じていた人々の熱狂的な歓迎を受けた。その結果、国民党の孫文はソヴィエト政権の援助を受け入れ、1924年1月に第1次国共合作が成立することとなる。また国民のあいだにソヴィエト=ロシアとの国交樹立を求める声が高まり、同じく24年6月にソ連を承認し国交が樹立された。<小島晋治・丸山松幸『中国近現代史』岩波新書などによる>
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ノートの参照
第15章3節 ウ.国民党と共産党