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第2次5ヶ年計画(中国)

1958~62年、毛沢東指導下の中国で進められた、工業化・農村集団化を柱とした「大躍進」計画。

 1958年から62年にかけての中華人民共和国の社会主義建設の第二段階。毛沢東の主導権の下、第1次五ヵ年計画を継承して工業化と農村の集団化を進めたが、特に「大躍進」運動と呼ばれ、工業化では中国独自の方法による鉄鋼などの生産の増強、農村の集団化では人民公社化が特徴としてあげられる。

背景と問題

 その背景には、中ソ対立の開始に伴うソ連技術者の引揚げにより、重工業化を自力で進めなければならないことがあった。そのため質の悪い鉄鋼が大量に生産され、かえって工業生産力を阻害してしまった。また人民公社化は完全な集団化による社会主義社会の実現を目指したものであったが、その急速な集団化は農民生活を破壊し、生産意欲をそぐこととなり、あわせて未曾有の自然災害に見舞われたため、この時期の生産力は激減し、大飢饉が発生し、人口の減少がもたらされた。その責任をとって毛沢東は国家主席を辞任したが、反動として資本主義が復活することをおそれて文化大革命を起こすこととなる。
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ノートの参照
第16章3節 ウ.動揺する中国