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ジッグラト

メソポタミアのシュメール人に見られる神殿建築。聖塔といわれる。新バビロニアの時代まで造られ続けた。

 ジグラトとも表記する。シュメール人時代からメソポタミアで建設された七層の塔の神殿。「聖塔」という。メソポタミア文明の都市国家ウルのジッグラトが有名で、シュメール文化を代表する遺跡である。他に20ヵ所ほどが知られているが、破壊されたものも多い。
 メソポタミアの都市の守護神をまつるものであったと思われるが、天の神に近づくための階段とも考えられ、『旧約聖書』に現れる「バベルの塔」はこのジッグラトの事であろうと言われている。メソポタミアは沖積平野であるため石材はなく、泥を固めた日干し煉瓦を積み上げ、アスファルトを接着剤としていた。

Episode バベルの塔

 『旧約聖書』の創世記第11章第7~9節のバベルの塔の話は次のようなものである。人間が天まで届く塔を建て始めたことに立腹した神は、人々の言葉が一つであるからこのようなことを始めたと考え、「直ちに彼らの言葉を混乱させ、互いの言葉が聞き分けられぬようにしてしまおう」と彼らをそこから全地に散らされたので、彼らは建設を止めた。主が言葉を混乱(バラル)させたので、この町をバベルと言われるようになった、という。バベルはバビロンのことであろうと言われている。
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ノートの参照
1章1節 ウ.メソポタミアの統一と小アジア