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聖山事件

前494年、古代ローマで貴族支配に対する平民の身分闘争の契機となった事件。

 ローマにおける、貴族と平民の身分闘争の発端となった事件。ローマの他の都市国家との戦争にかり出されて土地を失い、債務に苦しむ平民(プレブス)が、借金の棒引き・土地の再分配・平民の代表の政治への参加を要求し、ローマの東北約5キロ離れた聖山にたてこもった。当時北方からの異民族の侵入に悩んでいたローマ元老院が折れて、平民の要求を呑み、借金は棒引き、債務奴隷は解放、さらに毎年平民会から二人の護民官を選出することを認めた。これを聖山事件といい、身分闘争での平民の勝利の第一歩であったとされている。聖山闘争とも言う。この後、平民はさらに発言権を強め貴族(パトリキ)と対等な権利を獲得し、前3世紀にはローマ共和政を完成させることとなる。
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第1章3節 ア.ローマ共和政