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デンマーク戦争

1864年、プロイセン・オーストリア連合軍とデンマークの戦争。 

1864年に起こった、プロイセン・オーストリア連合軍とデンマーク王国の、シュレスヴィヒ・ホルシュタインをめぐる戦争。  ユトランド半島の南部、ドイツと接する地方のシュレスヴィヒ・ホルシュタイン地方はデンマーク王国のもとで自治を認められていたが、そのうちの南部のシュレスヴィヒはドイツ系の住民が多かった。19世紀の民族運動の影響を受けて、ドイツ系住民がドイツへの併合を要求して暴動を起こすと、デンマークは憲法をこの地に適用してその運動を抑えようとした。それに対してドイツ系住民の要請を受けたプロイセンの首相ビスマルクは、オーストリアを誘って軍を起こし、デンマークに侵攻し、勝利を収めた。1865年8月にシュレスヴィヒをプロイセンが、ホルシュタインをオーストリアが分割統治すること(ガシュタイン協定)で終結した。次いでホルシュタインの統治をめぐってビスマルクがオーストリアとの対立を煽り、1866年に普墺戦争へとつながっていく。
 結果として、この戦争は、14世紀のカルマル同盟以来の北欧の大国デンマークが凋落し、プロイセン王国が領土を拡大し、さらに後にドイツ帝国としてヨーロッパの覇権を握る第一歩となった。
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第12章2節 カ.ドイツの統一