印刷 | 通常画面に戻る |

魯迅

辛亥革命後の中国で活躍した文学者。1918年から『新青年』誌上で白話文学を実践した。代表作は『阿Q正伝』。

 1902年から1909年、日本に留学し仙台医学専門学校(後の東北大学医学部)で医学を学びながら文学にひかれ、帰国後、辛亥革命が勃発し、清朝が倒れ、中華民国政府が成立した。しかし新政府のありかたや折から強まった列強の支配の中で絶望的となり、その苦悩の中から1918年に『新青年』に発表した「狂人日記」が新しい文学運動としての白話文学の先鞭となる。1920年に発表した「髪の話」では辮髪を批判している。1921年の代表作『阿Q正伝』など社会性の強い小説や評論に活躍した。
 北京から広州を経て、1927年、上海クーデター後の上海に移り、国民党の反動化に反対して、1930年からは左翼作家連盟を結成して政治的活動も行った。1932年には上海事変に遭遇し、日本人の書店主内山完造のもとに難を避けた。日中戦争勃発直前の1936年に没した。
印 刷
印刷画面へ
ノートの参照
第15章3節 ア.第一次世界大戦と東アジア
書籍案内

魯迅/竹内好
『阿Q正伝他』
岩波文庫

丸山昇
『魯迅 文学と革命』
1965 東洋文庫