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カチンの森事件

1940年、ソ連軍のポーランド侵攻の際、多数の将兵が殺害された事件。真相は長く伏せられていたが、1990年、ソ連軍の犯行であるこを認めた。

 第二次世界大戦開始と同時に始まったソ連軍のポーランド侵攻に際し、1940年3月~4月にソ連内務人民委員部(KGBの前身)が、ポーランド将兵数千を虐殺、カチンの森に埋めたとされる事件。43年4月13日ドイツのベルリン放送が、約3000の遺体を発見、ソ連(ボリシェビキ)の犯行と発表、ソ連は直ちに反論、ナチスが自らの犯行をかくし、反ソ宣伝に利用したと主張した。亡命ポーランド政府の調査依頼にはソ連は応えず、うやむやにされ、戦後親ソ的政府のもとでタブーとされた。ようやく1987年、ゴルバチョフ政権のもとで真相究明が始まり、90年4月ソ連が自国の犯行を認め、ポーランド政府に対し、謝罪した。<渡辺克義『カチンの森とワルシャワ蜂起』シリーズ東欧現代史1 岩波書店>
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第15章5節 ア.ナチス=ドイツの侵略と開戦