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スンナ派

イスラーム教団の多数派、正統派。

イスラーム教におけるスンナ(またはスンニー)とは、コーランに次ぐ権威のある、ムハンマドが示した規範であり、代々伝承されてきた慣行をも意味する。スンナ派(スンニー派)は、正式には「スンナと共同体の民」と言われ、ムスリム共同体が受け入れてきたスンナ=慣行に従う人々を意味する。だからスンナ派は分派ではなく、イスラーム教そのものと言ってもよく、前に説明した六信と五行など、イスラーム教の内容として説明したのは実はスンナ派でのことである。つまり、スンナ派は信者のほぼ9割を占める多数派であり、政治体制と結びついた体制派でもある。従って、共同体の統一と一体性を重視し、分裂を避ける傾向にある。それに対して少数派のシーア派は常に反体制的な傾向があった。
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第5章1節 イ.イスラーム世界の成立