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日朝貿易

室町時代の日本と、朝鮮王朝との貿易。

 李成桂朝鮮建国に伴い、倭寇禁圧を日本に要求、当時南北朝を合一(朝鮮王朝の成立と同じ1392年)させ、統一権力を握った室町幕府の足利義満もそれに応えたので、倭寇(前期倭寇)の活動は急速にやんだ。こうして14世紀末から約1世紀間、日朝貿易が展開された。日本側では対馬の宗氏が幕府に代わってその統制にあたった。朝鮮には日本の使節を接待するためと貿易のために倭館が三浦(さんぽ=富山浦・乃而浦・塩浦)におかれた。この間、1419年には応永の外寇(朝鮮側が倭寇の再発を恐れて対馬に来襲)で一時中断したが、15世紀の間続くこととなる。16世紀にはいると朝鮮王朝の貿易統制が強まり、それに反発した三浦(さんぽ)に居留していた日本人が反乱を起こすという三浦の乱が起こり、日朝貿易は衰え、後期倭寇が活発となる。

日朝貿易の貿易品

:日本からの輸出品は、銅、硫黄などと、琉球王国から得た南海の産物である胡椒、薬種、蘇木(赤色染料をとる蘇芳(すおう)の木、香木など。輸入品は綿布、木綿、朝鮮人参、経典(印刷された大蔵経)などが主であった。日本に木綿が伝わったのもこのころ朝鮮を通じてであった。
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7章1節 ウ.明朝の朝貢世界