ボンベイ/ムンバイ
1661年にイギリス領となり、イギリス東インド会社の商館がおかれ、西部インドの管区都市として繁栄した。イギリス統治時代はボンベイ、現在はムンバイと呼ばれている。
ムンバイ(旧ボンベイ) Google Map
イギリスの植民地支配
インド中心部でイギリスに抵抗していたマラーター同盟が、1818年にイギリスとのマラーター戦争に敗れ、ボンベイの広大な後背地がイギリス領となったため、内陸の綿花などの物資の集積地として繁栄するようになり、19世紀にはイギリスのインド植民地支配の一大中心都市となった。インド大反乱の前の1853年4月、イギリスはアジア最初の鉄道をムンバイと北の郊外ターネーとの間33kmに敷設した。これは内陸の綿花をイギリスに輸出するために積み出し港ムンバイにに運ぶための鉄道であった。 なお、ボンベイ管区での税制は、個別農民から直接徴税するライヤットワーリー制が取られた。