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南京国民政府

1927年、上海クーデターで共産党勢力を排除した中国国民党の政権。蒋介石が主席となった。

 第1次国共合作のもと、北伐の進む中で、共産党員を含む国民政府は広東から武漢に移動し武漢政府と言われていたが、蔣介石上海クーデターを機に共産党員を排除して、1927年4月18日独自に南京国民政府を樹立し、国民政府は分裂した。
 しかし、武漢政府も右派が台頭し、7月共産党が武漢政府を離脱、9月には武漢政府は南京政府に合流した。翌28年、北伐を再開し、6月には北京に入城して中国統一を完成し、蔣介石は同年10月、国民政府を改組、政府主席に自ら就任した。しかし、反蔣介石派も活動を続け、1931年5月には広州に汪精衛らによって臨時国民政府が作られた。このように南京国民政府は不安定であったが、一応の統一権力として存在し得たのは、蔣介石の国民革命軍の軍事力と、共産党の台頭を抑えるためにも蔣介石を支持していた浙江財閥および外国資本であった。 
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ノートの参照
第15章3節 ウ.国民党と共産党