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カルボナリ/炭焼党

ウィーン体制下のイタリアで、自由と国民の統合を求めて組織された秘密結社。 

ウィーン体制のもとで、北部をオーストリアに支配され、民族もいくつもの国に分断されていたイタリアで怒った、市民的自由を求める自由主義と、民族の独立と統一を実現して国民国家の形成をめざすナショナリズムの運動を進めた秘密結社がカルボナリである。カルボナリとは炭焼き人の意味。そこで炭焼党ともいわれる。
 その起源は不明だが、1809年頃南イタリア・カラブリア山中でフランス支配に反対して形成されたといわれ、もとはフリーメーソンの一分派であったとも見られている、神秘的・宗教的性格の強い結社であった。集会所を山林中の炭焼き小屋に偽装し、賤業とされた炭焼き人と称することで現在秩序への反発を主張した。ナポリを本拠として1816年頃には約6万の党員を有した。

カルボナリの蜂起

 スペインの1820年軍人革命に刺激されてナポリで蜂起、立憲革命を起こし、ついで21年3月北イタリアのピエモンテではオーストリア支配からの解放を掲げて蜂起した。ブルジョア革命としては早熟で、オーストリアの介入によってくずされてしまった。しかし、19世紀前半を通じて展開され、1860年に一応の達成を見るイタリアの統一をめざす運動(いわゆるリソルジメント)の第一歩となる運動であり、青年イタリアを組織したマッツィーニもカルボナリの隊員から出発した。
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ノートの参照
第12章1節 イ.ウィーン体制の動揺