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カルヴァン派

キリスト教のプロテスタント(新教)の中のカルヴァンの教えを支持する各派を総称してカルヴァン派ということがある。宗教改革時代にはカトリック(旧教)に対して改革派と言われ、ルター派とともにプロテスタント(新教)の一部となった。

 宗教改革の中で、カルヴァンの教説を信じる信仰の系列は、スイスからフランス、ネーデルラント、イギリス(イングランドとスコットランド)に広がり、さらにアメリカ大陸にひろがった。しかし、カルヴァンは、自らの教えを新しい宗派とされることを否定したので、宗教改革時代には彼らは広く改革派と言われた。現在ではルター派と並んで、プロテスタントに分類されており、世界史上は「カルヴァン派」という表現も用いられている。

西ヨーロッパに広がる

 16世紀の中ごろ、ルターの聖書主義、福音主義などとともにカルヴァンの予定説などの教えはヨーロッパ各地に広がって改革派とも言われたが、特にカルヴァンの教えは地域によって、異なった呼び方が行われるようになった(つまり、共通してカルヴァン派と言われることはんかった)。フランスではユグノー、オランダではゴイセン(正しくはヘーゼン)、スコットランドではプレスビテリアン(長老派)、イングランドではピューリタン(新教徒)と言われた。そしてイギリスのピューリタン革命、オランダの独立戦争を担っていったのは、これら、カルヴァン系の改革派の人びとであった。カルヴァンの教えが西ヨーロッパの経済先進地域にひろがったことは、その予定説とともに注目される。
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