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北アイルランド/アルスター地方

アイルランド島北部でプロテスタント住民の多い地域。現在イギリス連合王国を構成。

 アイルランド島の北部6州をアルスター地方という。中心都市はベルファースト。アイルランドはカトリック信者が多かったが、クロムウェルがアイルランドを征服してから、イギリス(イングランド)からプロテスタントの入植者が増え続けた。その結果、北アイルランドはカトリック教徒は少数派となり、差別されるようになった。
 さらに1801年、イギリス(イングランド)がアイルランドを併合してから、19~20世紀を通じ、カトリック教徒の信仰とアイルランドの独立を求める運動が盛んになり、それはイギリス側からはアイルランド問題と言われて、なかなか解決がつかず、激しい闘争も起こってきた。
 第一次世界大戦後の1922年に、イギリス側のロイド=ジョージ挙国一致内閣がようやくアイルランドの自治を認め、アイルランド自由国が発足することになったとき、プロテスタントが多数派だった北アイルランドはカトリックの多い中南部と対立し、それとは分離してイギリスとの連合王国に留まった。しかし、その後も少数派のカトリック系住民は、イギリスからの独立、アイルランド共和国との統合を求め、イギリス本国及びプロテスタントに対して敵愾心を持ち、地域紛争が続いている。 → 北アイルランド紛争 アイルランド問題(20世紀)
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ノートの参照
第15章2節 ウ.西欧諸国の停滞