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華北分離工作

満州に隣接する華北地方を中国本土から分離させる日本の動き。

1935年ごろに行われた日本軍(支那駐屯軍)主導による、中国の河北省など華北一帯の分離独立をめざす政治的な工作。32年に満州国が成立したが、反日運動が強まり、労働力不足などによる満州国経済の不振もあって、特に現地軍はさらに権益を拡大することを策した。河北省の中国軍の撤退を要求を飲ませ、傀儡政権である冀東防共自治政府を樹立させた。「防共」は共産党の新党を防止する意味で、日本軍が進出する口実とされた。これにたいして北京の学生が抗議に立ち上がり、十二・九学生運動が起こった。1937年の盧溝橋事件に始まる日本軍の本格的中国侵略の前触れであった。
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ノートの参照
第15章4節 ウ.満州事変・日中戦争と中国の抵抗