印刷 | 通常画面に戻る |

インダス川

ヒマラヤを源流とし、インド西部を南下してインド洋に注ぐ大河。

 ヒマラヤ山脈を水源とし、西部インドを北から南に貫流する大河。カシミールを最上流域とし、中流域をパンジャーブ地方、下流域をシンド地方という。シンド地方のモヘンジョ=ダーロ遺跡、パンジャーブ地方のハラッパー遺跡に代表されるインダス文明がこの流域に展開した。パンジャーブとは、5本の川の意味で、土地が肥沃であり、また東西文化の交流地点でもあった。
 インダス川流域はインド文明の発祥の地であり、広い意味でインドに属し、事実、イギリス植民地時代もイギリス領インド帝国を構成していた。しかし、第二次世界大戦後、インドが独立したときに、この地域はそれとはべつにパキスタンとして分離独立した。それは、この地域がイスラーム教徒が多く、インドの多数派のヒンドゥー教徒と対立した結果であった。インダス川流域は現在ではパキスタン領となっていることに注意しよう。  → インダス文明 ガンダーラ