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中ソ友好同盟相互援助条約

1950年、中華人民共和国とソ連が締結した、日本を仮想敵国とした軍事同盟。

 1950年2月に中華人民共和国ソ連邦の間で締結された軍事同盟。建国間もない中華人民共和国は、台湾の国民党政権がアメリカの支援を受けて「大陸反攻」をうかがうという情勢下でソ連との提携を強め、1949年12月、毛沢東がモスクワを訪問してスターリンと会談、翌50年2月、中ソ友好同盟相互援助条約を締結した。中ソ同盟は「日本軍国主義とその同盟者」を仮想敵国とし、アメリカが日本の軍事基地から中国を攻撃することを想定して共同防衛にあたること、3億ドルの借款協定などが内容であった。これによってソ連が蔣介石の国民政府と締結(1945年8月15日)していた中ソ友好同盟条約は破棄された。
 東西冷戦が深刻化するなか、社会主義国である二国の軍事同盟として機能し、この条約の下で中国は1950年6月に勃発した朝鮮戦争に参戦し、アメリカ軍と対決することになる。しかし、1950年代後半から中ソ対立が始まったために次第に関係が悪化、1959年にはソ連が中ソ技術協定破棄を中国に通告し、同盟関係は事実上解消された。
 さらに1979年の中越戦争でソ連がベトナムを支援したことから、定められた30年間の期間が終了した1980年には、延長されず破棄された。
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第16章1節 イ.ヨーロッパの東・西分断