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貝貨

中国の殷時代から使用されるようになった貨幣の始まり。

 貨幣(おカネ)が鋳造される以前には穀物、家畜、織物、農具などが交換の媒介物となっていた(このような貨幣の働きをするものを物品貨幣という)。中国の殷の時代にはそれらの他に、貝殻が通貨の役割を果たした。
 中国沿岸では採れない宝貝や子安貝の貝殻をインドや東南アジアから輸入して用いられた。貨幣や経済に関する漢字のへんやつくりに貝が多いところからも推測できる。貨、買、賠、賣、貴、賎、貯、債、償、など枚挙にいとまがない。 
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