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ヘレニズム三国/ヘレニズム時代

前4世紀~前1世紀、アレクサンドロスの帝国の成立後の時代。セレウコス朝、プトレマイオス朝、アンティゴノス朝のヘレニズム三国が分立した。

 マケドニアのギリシア支配からアレクサンドロス大王の帝国の成立、ヘレニズム三国を経て、最後はローマによってプトレマイオス朝エジプトが滅亡するまでをいう。およそ、ギリシアのポリス民主政の栄えた時代とローマ帝国が成立するあいだの、東地中海から西アジアにかけて地域の歴史を総称していう。政治的にはギリシア系のヘレニズム三国が存続し、エジプトやシリアでは専制政治が行われた時代(ギリシア本土ではポリスが衰えたけれども存続していた)、文化的にはヘレニズム文化の時代。なお、このヘレニズム時代と並行した時期に、西地中海地域にローマカルタゴが台頭し、前3世紀のポエニ戦争で勝ったローマが、次いで前2~1世紀に次々とヘレニズム諸国を征服して、地中海世界を統一し、前1世紀の末にローマ帝国を建設することとなる。

ヘレニズム三国

アレクサンドロスの後継者たち(ディアドコイ)が分立した、プトレマイオス朝のエジプト、セレウコス朝のシリア、アンティゴノス朝のマケドニアの三国は、いずれもギリシア人の王朝が支配したので、ヘレニズム三国という。なお、小アジアのペルガモン、中央アジアのバクトリアも、アレクサンドロスの遺領に生まれた、ギリシア系の国家であり、ヘレニズム諸国と言うことが出来る。ヘレニズム三国はいずれも前2~1世紀にローマによって滅ぼされる。
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ノートの参照
1章2節 ケ.ヘレニズム時代