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中立法

1935年、緊迫する欧州情勢に対して孤立主義をとるアメリカ議会が制定。

 1935年、フランクリン=ローズヴェルト大統領の時、アメリカ議会で成立した法律で、合衆国はすべての交戦国への武器輸出と、船舶による武器輸送を禁止したもの。議会内の共和党などの孤立主義が根強く、ヨーロッパでのナチスドイツと英仏の戦争に巻き込まれることを恐れる意見が強かったため成立した。しかし、1939年9月、ドイツ軍がポーランド侵攻を開始し第2次世界大戦が始まり、アジアでも日本が南進の動きを強めてくると、イギリスの要請もあってアメリカ議会は11月に中立法を改正し、現金取引と自国船による輸送を条件に、交戦国への武器輸出禁止を撤廃した。これによって中立法は事実上廃棄され、イギリスに対する武器輸出が行われた。ローズヴェルトは三選を果たした後の41年3月、武器貸与法を制定し、連合国に武器を貸与することとなる。  → アメリカの外交政策 
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ノートの参照
第15章4節 ア.世界恐慌とその影響