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イグナティウス=ロヨラ

スペイン人で、イエズス会の設立の中心人物。初代総長。対抗宗教改革運動を進めた。

 スペインのバスク地方の名門貴族に生まれ、26歳までは騎士として世俗の気ままな生活を送っていた。1521年、フランスとの戦いで足を負傷し、治療の間に聖人伝を読んで宗教心に目覚めたという。その後イェルサレム巡礼を通じて聖霊の感化を受け、パリ大学神学部で1528年から8年間学ぶ中でフランシスコ=ザビエルなど6人の同志を得て、1534年モンマルトルの聖堂でローマ教皇への献身と伝道に徹することを誓った。ロヨラらは再度イェルサレムの伝道に向かったがオスマン帝国の地中海進出(1538年プレヴェザの海戦に至る)のためにはたせず、ローマに赴いて活動し、1540年、教皇パウルス3世から修道会としての承認をうけ、イエズス会を設立、ロヨラがその総長となった。これが本格的な対抗宗教改革運動の推進母体となり、多くのキリスト教宣教師がスペイン・ポルトガルの海外領土拡大と結びついて、世界に派遣されていった。
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ノートの参照
8章3節 ウ.対抗宗教改革