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クラッスス

前1世紀、ローマ共和制末期に三頭政治の一角を占めた実力者。

共和政末期のローマで、カエサルポンペイウスと共に第1回三頭政治を行った軍人、政治家で大富豪。クラッススは新興勢力である騎士(エクイテス)階級に属していた。東方遠征の途次、パルティアとの戦いで敗れて戦死した。

第1回三頭政治

 父はスラの副官でマリウス派と戦い自決した。その遺児のクラッススに対しスラは消防団の組織を与えた。クラッススは火事が起こると現場にかけつけ、消化の前に持ち主に権利を売り渡すことを約束させてから消火に当たったという。そのようにして財産を蓄え、将軍となってスパルタクスの反乱の鎮圧にポンペイウスとともに功績を挙げる。カエサルに資金を提供してその協力者となり、ポンペイウスとともに第1回三頭政治を行う。

パルティアとの戦いで戦死

 クラッススは勢力圏はアジアのシリアであったが、そのころ東方ではパルティアの勢力が強まり、シリア・パレスティナに及んできたため、自ら遠征を企てた。戦費調達のためイェルサレム神殿の宝物を略奪した。しかし、前53年、カルラエの戦いでパルティア軍に敗れ、戦死してしまった。
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ノートの参照
第1章3節 ウ.内乱の一世紀